小雪(しょうせつ)
11月22日(土) 第21
11月22日~12月6日までの時間帯
木々の葉が落ち、 遠くの山々に初雪が降り始める頃。
お茶がテーマの人気のコミックをきっかけに
飲んでみたくて、とその名や銘柄を探す
お茶の冒険家が一人、また一人と
嬉しいご来店をされています。
「滇紅(てんこう、dian hong)」
滇 は 古くからある雲南地方を指す言葉で、
「雲南の紅茶」と言う意味ですと聞いて
あら、それなら知っていますと
驚く方も多くいらっしゃいます。
雲南は、金沙江、瀾滄江、怒江の3つの大河を抱え
国土の約84%が山地で、低緯度の高原に位置します。
薄い大気層は保温効果が低いので、
昼夜の気温差が14度もあったりと非常に大きい。
平均気温は約16℃と穏やかで、鳳慶地区は雲南紅茶の
ほとんどを生産すると言われ、一大生産地です。
高山氷原帯から温帯・亜熱帯・熱帯に至るまで多様な気候類型。
「一山四季ありて、十里天を共にせず」
ゆえに、お茶の生育条件ピッタリの地域もあるわけです。
ゴールデンニードル「金芽紅茶」
キラキラと金色に輝くような茶葉の産毛にはうっとりします。
そういった芽や葉をたっぷりと使った
ゴールデンチップ「金毛毫」の紅茶は欧州をはじめ
輸出用に多く作られ愛されてきました。
特に雲南の紅茶の濃厚な味わい、美しい水色
甘い香りのグラデーションは世界のお茶好きを魅了しています。
しみじみと味わいながら
熱湯と温めた茶器を用意して飲みたい
リムテー店主が選んだ逸品が3種類を
本日はご紹介いたします。
(※以下、掲載に迷う長文ですが、お付き合いください)
甘い魅惑的な香りを聞き分けて言葉にしましたが、
どうあがいても、本物にはかないませんが
ご紹介をさせていただきます。
〇雪山紅茶 「遠(en)」果実の香り
果実・花を思わせる華やかさ。
口当たりはなめらか。
最初に広がるやさしい甘みの奥から
さわやかな余韻が長く続く。
【遠】雲南は国土の約84%が山地です。
6000m超の最高峰と言われる梅里雪山は
一帯の連山の総称でさまざまな顔を持ち、
今だ未踏破の山脈がいくつもの国境をまたいでいます。
幾重にも重なった山脈にとその一帯は、遥か遠く。
〇古樹紅茶 「廻(kai)」 花の香り
樹齢を重ねた茶樹の葉を天日晒した独特の風味。
甘み、花の香り、樹液、オイリーさなど
深く複雑な味わいは静かで、まろやか、厚みのある印象
【廻】樹齢300年、繰り返された季節のサイクル、
同じ日は一つとしてない。一日、一か月、一年と
タームの永い永い蓄積を惜しみなく。
廻り合う人の体そのエネルギーをたっぷりと廻らせて。
〇単叢紅茶 「唯(yui)」 蜜の香り
小ぶりな茶葉が特徴です。
蜜の甘い香りを口に含めば、軽やかさと
華やかさを併せ持つ魅力。
フローラルな香りも見つけられます。
【唯】単叢と言う言葉は、もともとは一本の木のことですが、
お茶ということでは、単一の木から収穫、あるいは
同じ品種・樹齢の木々をグループ化して作られたもの。
ただ、そのものだけ。茶も人も呼吸をし、時間をかけて育ち、
それぞれがユニークで偉大な個性を持っています。
店主がつけた遠、廻、唯の名前には
それぞれの茶葉へのリスペクトが込められています。
気軽に毎日、サクッと飲めるをモットーとしている
リムテーのお茶ライフですが
「こんなところまでよく来たね」と、
「今日まで、だれにも飲まれずにここへ来たんだね」
「あなたのために、わたしがここにいるんだね」
と、話しかけるティータイムも
素敵な時間です。
ちんちんに湯を沸かして、茶器を温め
ちょっとだけ時間と手間をかけて
お茶との時間を楽しんでいただければ
この上ない幸せです。
そして、あなたを温める
リムテー店主秘蔵シリーズ 雲南紅茶3選
雪山紅茶 遠(en)
古樹紅茶 廻(kai)
単叢紅茶 唯(yui)
実店舗にては、それぞれ個包装で
お求めになれます。
on-lineにての3種セットにてのお取り扱い開始の際には
またお知らせいたします。
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