白露(はくろ)

2024年9月7日(土)　第15

 9月7日～9月21日の時間帯 朝晩

朝晩の散歩は心地よく 時には肌寒さも感じます。 

 陰気ようやく重なりて露こごりて 白色となれば...

という 古い暦の説明は美しいですね。 

陰気（寒・涼）が増えて 陽気（暑・蒸）を上回り

外気に含まれる目に見えぬ水が 露となって姿をあらわす。

白露　 

日中は酷暑が我が物顔でも 

秋が立ってから もう三つの節気が 過ぎようとしています。 

10度以上もの 急激な気温変化が一日にあって 

日中の暑さの慢性的疲労も限界。 

不調が急に 痛みとなって出現するのも、この頃よくあります。 

ぎっくり腰や、持病の頭痛。 

思ったより関節は冷えます。 

身体の訴えを無視せずに 今一度点検をしましょう。 

大風の時間、前節気の末の 二百十日から 

二百二十日と数える雑節は 言ってしまえば農家の厄の期間。 

これを過ぎるまでと目安に決めて 

不安を乗り越える古代からの知恵で いよいよの米の収穫を迎えます。 

自然と豊かな実りを念じ 

日々の積み重ねを 分かち合いたくなりますね。 

今日、お勧めしたいのは 桂花烏龍茶。 

ちょうど白露の末頃 気温が急激に低くなると

咲き始める金木犀の花の 香りをまとった烏龍茶です。 

一雨ざっと来た後の冷え込みにも 

温かい香り高い 夢見心地のこのお茶を飲み、リラックスをしたいです。 

当分続く暑さには 冷たくして楽しむのも まだまだあって良さそうです。

白い花の銀桂は銀木犀 

黄色い花の金桂は金木犀　 

さらに濃い橙を丹桂と呼びますが 

オレンジ色に近い花です。 

花色の濃淡、 カロチノイド色素の量が 

香りの濃淡に関係しています。 

黄色が濃くオレンジに近いほど 香りも芳醇で濃厚 

花茶にもぴったりなのだそう。 

Amazon　金桂花　花茶

 桂花は漢方でも用いられ 性味は辛温、痰を除き、

 瘀を散らすとされています。 

薬効は胃炎、低血圧症、 不眠症だそうですよ。 

 リムテーの桂花烏龍茶は 

店主のふるさと福建 自慢の安渓鉄観音茶を 

金桂花とともに熟成させました。

 小さな袋を開けた途端に 茶葉と甘い花の香りが 

ふんわりやさしく広がります。 

 水色は美しい金色。 

まろやかな口当たりに 自然な桂花の香りにうっとり。 

烏龍茶の爽やかな飲み心地は 良質のお茶だからこそ。 

お茶のうまみを充分に 味わうことができます。 

飲み下したあとに ふくよかに残る花とお茶の韻。 

ため息にも恋をしそう。 

 ただ無事に 

今日を過ごして 

杯のお茶を飲めば 大丈夫、 

私たちも 月のように変化して美しい。 

月夜に重ねるお茶の湯気も 

朝には結ぶ白露になるのかな。 

そっと葉先を伝って落ちれば 

花の香りがするでしょう。

ただいま　桂花烏龍茶　入荷待ち

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